かちがわ通信

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5回目の東北でした(陸前高田・気仙沼)

陸前高田JA今回は春日井ライオンズが南三陸町に四駆の軽車両を寄贈したため、この贈呈式を行うためです。
県営名古屋空港からいわて花巻まで約一時間。レンタカーに分乗して陸前高田気仙沼を視察しながら南三陸へ向かいました。陸前高田までは約2時間の行程です。山間部を抜け、市内に入る手前の丘の上に仮庁舎があり、そこから坂を下り市内に入ると一面の草原が広がっています。ここも南三陸と同じく殆どが津波の被害に遭っています。写真はJA陸前高田の建物です。


IMG_2315これが市役所です。中に工事の人影が見えていましたので修理をするんでしょうか。手前にはショッピングセンターの建物がそのままの状態になっていました。市民会館も見えましたので、この周辺がかつての中心だったと思われます。例の奇跡の一本松は海岸沿いのユースホステルの横にあったようですが、今はなく、あった場所にも近寄れないようになっていました。


IMG_2320気仙中学です。グランドではガレキの分別作業でしょうか工事の人たちが作業をされています。
被災地の周辺には、いくつかの商業施設(コンビニやドラッグストアー等)が再開され、工事の関係車両でしょうか、道も結構混んでいました。少しづつですが復興への歩みも進んでいます。




IMG_2324その後、気仙沼に移動。新聞やテレビでよく見る、第18共徳丸です。これも大震災の記憶をとどめるため残す話も出ているようですが、南三陸の防災庁舎同様、被災者にとっては見るのも嫌な記憶の一つ。撤去してくれという気持ちも理解できます。まだ決まっていないようですが、我々が居た僅かな時間にも見学者が次々と訪れていました。


IMG_2330気仙沼港の桟橋は震災当時のままになっていますが、すぐ横には大島へ渡るフェリーが停泊していました。気仙沼は街中でも高低差があり、被災した場所とまぬがれた場所が交互にあり、まぬがれた場所を中心に営業を再開している店を多く見かけました。道路も1mほど嵩上げされています。



IMG_2337周囲のガレキは殆ど撤去されていますが、再開のめどが立っていないんでしょうか、放置されているビルも多く見かけます。しかし、中には営業を再開した店もちらほら見かけ、1年半という年月も感じました。





IMG_2341 気仙沼復興商店街・南町紫市場です。割と狭目の路地の両側に店舗が並び、2階にも店舗が作られています。全部で57軒あるそうです。この一角にある「あさひ鮨」という寿司屋さんで昼食を取りましたが、1600円の復興スペシャルには元祖フカヒレの軍艦巻きもついて美味しかったですね。我々は予約を入れておいたんですが、ここも沢山の人で賑わっています。食べ終わり外へ出ると、店の裏側に崖があり階段が付いていたので登ってみました。






IMG_2346もう少し行けば一望できるなと何気なく思いましたが、振り返るとyoutubeで何度も見た気仙沼の街がそこにあり、震災当日の生々しい映像が蘇ってきます。
この崖が幸いしたのか分かりませんが、この周辺の建物は割と残っているなという印象でした。
こんな街が沿岸部に延々と繋がっています。この大震災による津波の恐ろしさを改めて感じます。