元県庁の文翔館の正面から見た山形市の中心商店街の七日町商店街です。ここを出て左の角が商工会議所、右角に山形市役所、商店街の中央に市民病院がありますが、県庁、県病院などは郊外に移転しています。会議所に到着した午後４時には、旧知の七日町商店街の事務局長下田君が、待ってくれていて早速街を案内してくれました。
元県庁に向かって一方通行で商店街自体は３～４００ｍだそうです。このカラー舗装してある部分は自転車専用、県の事業の様ですが、駐車帯以外車が停まれないので、荷捌きなどに困っているとのことでした。一つ良いと一つ不便といったところかも。しかし、建物と建物の距離感が程よく落ち着いた印象です。
最初に案内してもらったのは七日町御殿堰、元々暗渠だった川を整備し再開発事業で整備したそうです。ビックリしたのは優良再開発ではなく第一種の認定で整備されたとのこと。第一種では容積率や防火などに制限があるんですが、経産省の肝いりで低層、木造が認められたそうです。ただ、よく見ると鉄骨に木が巻いてあるなど工夫の跡が見られます。再開発と言えば大きなビルを想像しがちですが、こんな再開発があるんだと感心しました。
この再開発の地権者で七日町商店街理事長をされている岩淵茶舗さんのお店です。偶然自転車で移動中の岩淵さんにお会いし苦労話を伺うことが出来ました。この再開発事業をはじめ、コンパクトシティを目指して本当にいろんな活性化策が行われています。
この御殿堰の奥にはこんな蔵の店舗もありました。今後は、お向かいの洋菓子店も整備していくようですが、新たな核になっていく予感がします。
つづく
