かちがわ通信

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昭和の日

今日は昭和の日。昔の天皇誕生日です。ふと気づいたんですが、今年は平成27年。私は昭和27年生まれですから、丁度、昭和の年数(63年)だけ生きてきたことになります。短いようで長い年月です。振り返ってみれば、あの時の、あのことが節目になったと感じることがあります。私の生まれた昭和27年はサンフランシスコ講和条約が締結された年。そこから数年(1956)で、時の池田隼人首相が「もはや戦後ではない」と戦争からの復興を宣言しました。背景には朝鮮特需があったとも言われますが、これを契機に日本は一気に高度成長の波に乗ります。元日本政策銀行の藻谷さんによれば人口も急増し、これも景気を支えていきます。昔は良かったとこれっぽちも言うつもりはありませんが、良い意味でも悪い意味でも勢いを感じる時代でした。

昭和の後半を青年期で過ごしますが、印象に残っている事といえば、三島由紀夫の割腹事件と連合赤軍による浅間山荘事件でしょうか。特に浅間山荘事件は犯人の一人が高校の同級生だった事もあり鮮明に覚えています。
その後、大学を卒業し、結婚、子育てとあっという間に時間が過ぎていきます。忙しさに自分を振り返ることも無く、目の前の仕事に一生懸命でしたが、父親がが亡くなり、自分が一家の中心になって、改めて人生はゴールの無い駅伝だと感じます。自分の役割をシッカリこなし次の世代にバトンをどうつなぐのか。今は本当にそれだけしか頭にありません。

さて、先日の選挙では、若者の政治離れや低投票率を嘆く声も聞こえてきますが、ある意味、人口も飽和状態から減少が始まり、かつて誰も経験していない縮退期に入っていますので、勢い今までの経験や知識で語る事こそおかしな話だと思います。むしろ世の中の風潮が変わってきたのは、阪神淡路大震災地下鉄サリン事件が起こった平成7年ごろの様な気がします。学校の週休二日が始まりゆとり教育が始まったのもこの頃。全体より個が優先され平成15年の個人情報保護法案に繋がってきます。もちろん東日本大震災もターニングポイントなんでしょうが、むしろ揺り戻す切っ掛けになったとも感じます。短いようでも長い人生いろんな事がありました(-_-;)