かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

人口と労働力不足 5.03

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春日井市の人口推移です。2020年をピークに減少に転じます。この人口減少による地域経済への影響は、春日井市だけではなく地方創生始めあらゆる分野で全国の課題として報道されています。確かに戦後(1945)の人口8800万から55年後(2000年)と毎年100万人規模で増加した人口が経済に与えた影響はとてつもなく大きなものがありましたが、マクロで見れば近年人口の減少率より無人化、省力化等々労働生産性が向上していきますので、個人的にはそう大きな問題では無いような気がしていました。

ところが、昨夜の会合で、同業の大先輩から「松河戸の〇・〇〇〇が閉店したけど人手不足が理由らしいよ」と言われました。この店は名古屋に本社があり海外にも店舗展開をしている有名店ですが、今後は海外の店舗を増やしていくそうです。昼の会合でも平成26~28年度に会議所を脱退した件数が話題に出ましたが、599件の内廃業が244件約40%、後継者不足は別集計になっていますので、事務局には廃業の内容を調べてとお願いしました。この人手不足による廃業も多いのかもしれません。

先日も名駅前に新しい商業施設がオープンしましたが、同時に労働力のストロー現象も顕著で時給1300~1500円で募集されては人口は増えても周辺の市町は堪りませんネ 地域に活力をと行政、会議所でも一生懸命施策を考えていますが、このジレンマを解決する方向性が見えない状態が続いています。