かちがわ通信

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平成22年度市民委員会に出席して

今日になって2期連続で赤字を計上していたトヨタが、前年同期比89.8%増の2800億円になるとの見通しを発表しています。背景にはF1撤退や創業以来初めての雇用削減など「苦情の決断」があったとも書いてありますが、記事を読む限り、景気も底をうち回復基調にあるのかもしれませんが、天気のせいか、昨日も今日も「街」も「店」も静かです。
GW明けから、怒涛のように会議が続きますが、昨日、春日井市市民委員会の部会に出席してきました。これは昨年度の準備委員会に続き市の委嘱を受けたものですが、市が提案している「48」の基本施策について、重要度、満足度など市民アンケートの結果(現状値)が記入された施策評価シートが作られており、この成果指標、補足指標の項目(内容)、数値が適切であるかどうか、我々委員が市民目線で評価し、優先度をつけていく内容になっています。

興味深いのは、市民生活に近い分野、例えば医療、防犯、消防・救急などは重要度が高くほぼ9割に近い人が重要と答えていますが、満足度では、医療が64.1%と最も高く、以下上下水道、消防・救急と続きます。直接関係する「元気な商店街を作る」という基本施策は、重要度は36位ながら満足度は最下位の48位。ある程度市民の関心はあるものの、全く満足していないという結果となっています。
良く言われるのは、今年初めて通称「商店街活性化法」が施行されましたが、この時の議論にもありましたが、今まで明確な商店街の概念が示されておらず「連続して商店が複数並ぶ場所」程度の認識しかありませんでした。国でさえこうですから、ましてや今回の市のアンケートでも漠然としたイメージを前提としつつ、具体例として「鳥居松商店街」とか「勝川商店街」を考える人が多かったのではと思っています。そうなってくると、指数の最下位は別として、3.6%の人が満足・どちらかと言えば満足と答えた以外、ほぼ全員の96.4%が満足していない現状には思わず考え込んでしまします。逆に何があれば満足するのか聞いてみたい心境になってしまいます。
施策を評価するという作業を通してまちづくりの姿が見えてくれば良いのですが。