かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

異常気象?

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午後4時頃の雨雲です。春日井狙い撃ち、ピンポイントだったようで数十分でしたが凄い雷雨でした。やはり温暖化なんでしょうか、今年は7~8月以降全国各地で、こんな天気が続いています。先日の高知県四万十市や今週の京都市福知山市の豪雨災害など、地震災害等も含めて、日本は自然災害との戦いの歴史なんでしょう。
しかし、先日、中部大学工学部の松尾教授にお聞きした話ですが、数年前の志段味地区の水害や東谷橋詰の水害など、川と言うものは本来ある場所が切れやすく作られているとのこと。その場所に宅地が造成されているため、被害が大きくなるようです。また、東海豪雨の時の新川も、昔は城を守るため、反対側の堤防が低く作られていた話も聞いたことがあります。
そういえば、名古屋大学の福和先生からも、名古屋市千種区に四谷という地名について、本来この場所には四つの谷があり、沢山の溜池があった話を聞いたことがあります。東山動物園、名古屋大学がこの馬の背に作られているとのことで、池下は、沢山の池の下にあるのでこの地名がつけられたようですが、今はこの池が埋め立てられ高層マンションが建築されているため、液状化現象が起きやすい危険地域のようです。
また、北見式の北見先生から、名古屋城から南西は海だった昔の地図を見せてもらいました。現在でも名古屋駅周辺の工事現場からは貝殻が沢山掘り出されるようです。
この様に、要は先人の知恵や経験を無視して、都市を作る日本人の浅はかさを自然が嘲笑っているとも考えられます。人口が減り、街が凝縮していく過程でこういった事が、キチンと整理されることが大切なのかもしれません。