「囚人のジレンマ」という言葉があります。ゲーム理論や経済学において、個々の最適な選択が全体として最適な選択とはならない状況の例としてよく挙げられる問題ですが、これに似た状況が、プレミアム商品券事業に出てきそうです。
今日の午後、商店街連合会の執行部会の後、行政、会議所を加えて、換金手数料やイベントにかかる費用など実施方法の打ち合わせをしましたが、4千万円の助成が議会で通った途端、やたら行政や会議所から「平等」とか「公平に」と言う言葉が出てきました。
商連としても「商品券のプレミアム分」としてお願いしてきましたし、これを受けて「地域活性化の呼び水」として提案され、全会一致で補正予算が通ったと聞いていますので、事実、この施策に更なるイベントを付加する事で、一層購買意欲の上昇に繋がると思っています。また、組織強化を図る千載一遇のチャンスとも考え、企画書も書いてきました。これが「知恵」だと思っています。
結局、今までの行政や会議所の商連に対する評価がなせるのかもしれませんが、少なくとも私が経験してきた区画整理や再開発事業では「周りから文句の出ない最適な選択」をするやり方はありませんでした。自分達の街ですから、どの局面でも勝川にとって最善の方法を選択してきた自負もあります。こちらの腹の括り方が足りないのかも知れませんが、折角の事業です。会議では、こちらの言い分も聞いていただき一定の結論は出しましたが、果たしてそのまま通るかどうか・・・・全体としての最適な選択を練り直すことが必要かもしれません。
