かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

再開発事業

今日は午後3時から商業開発の役員会を開催後、午後5時から店舗部会の総会を開催。これは店舗部分に権利変換した地権者がメンバーになります。この地権者の中の有志で、床を管理する株式会社まちづくり勝川を設立しテナントの募集や建物の維持管理をしています。再開発事業は土地の所有と使用を分離する事業ですが、従前の権利は、全て共有の土地と建物の権利に置き換わりますので、実質権利者にとって大切なのは利回りだけ、つまりいくら賃料収入があるかの一点です。従ってまちづくり勝川の出資者とはある意味利害が相反することになります。まあ、ほとんどの権利者がまちづくり勝川の出資者ですので大きな問題にはなりませんが、今後建物が老朽化したりし、テナントが入らない事態になると、維持費が嵩み賃料が払えなくなることは想定しなければなりません。従っていま我々がすることは建物や土地が陳腐化しないように勝川のブランド力を維持すること。大切な視点だと思っています。
また、丸亀方式と言われる再開発ですが、土地の所有者から60年の定地借地で土地を借り、その上の建物は商店街で建てたところが通常の再開発事業と違う点です。これだと建物を償却してしまえば更地にして返すだけ。もっとも60年先ですから、丸亀町の古川理事長は「60年先のことなんか知るか。孫たちが勝手に決めろ」とのことです。確かに、「個人の権利を主張するより全体の利益をシェアした方が、はるかに得だという損得勘定の出来る地権者であったと云うことだ」という話には納得です。