かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

万博客集め初の黒字

昨日の弘法市で結婚式を中日新聞の古池記者が取材してくれたので、楽しみに朝刊を広げると、「春日井のホテルプラザ勝川 万博客集め初の黒字」の文字が飛び込んできました。何にしても黒字が出ることは、良いことなので地元としては本当に喜ばしいことだと思います。

このホテルについては、今まであちらこちらで話題に上っていますが、ホテルという業種は、そもそも儲からないという前提に立って考えないと、事の本質からずれて来ると思います。
外国では功遂げ名を上げた人が、最後に経営するのがホテルで、ホテルのオーナーになるということは、それだけでステータスという考え方があります。
日本でも一流といわれる企業の中にはホテルを持っているケースも多々あります。
また、ホテルの経営は、全ての販売業・サービス業の頂点で、一朝一夕で出来るものではありません。だからこそ、ホテル経営にあこがれる人が多いということです。

ホテル経営は、単年度黒字になるまで9~10年、累積赤字が解消されのに15~20年かかるといわれています。設備投資が非常に大きく、償却するのに時間がかかるからです。
しかし、このホテルプラザ勝川の場合は、仕組みが複雑で、土地の権利者と建物を所有する会社・勝川開発㈱、さらに実際営業する会社・ホテルプラザ勝川が別で、本来はホテルプラザ勝川が負担すべき費用を、開業時から勝川開発㈱が負担しているへんな構造になっています。
多分、初年度からホテルプラザが利益を出せる仕組みを考えたのだと思いますが巷間言われるように過剰な人件費等、結果としてうまくいかなかったようです。

やはり、本当にホテルが分る人がいなかったのが大きな原因ではないでしょうか。遅まきながら、良い人材が入ったようですので、勝川のためにも是非頑張って単月黒字だけではなく、単年度黒字をさらに累積赤字を一日も早く解消することを目指して頑張って貰いたいと思います。