かちがわ通信

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市長選展望 まとめ

藤原正彦さんの書いた「国家の品格」が売れに売れ200万部を突破しそうな勢いだとか。養老猛さんの「バカの壁」が160万部売れたそうですが、これを上回る売れ行きです。わたしも含めて自分にないものを求めるのは、日本人の傾向ですが、まさに「品格」のない我々がこの作者に共感しているもかもしれません。同時に新渡戸稲造の「武士道」も売れているそうですが・・・

私の好きな政治家の一人に「田中秀征」がいます。長野県出身。93年に新党さきがけを結成し、代表代行に。細川政権の首相特別補佐官を務め、その後橋本内閣で経済企画庁長官を務めた人です。私は天下国家を論じて国会議員になった唯一の人だと思っていますが、その政治家が自身の著書「落日の戦後体制」という本の中で
「犠牲的精神でも使命感でもない、慈悲でも奉仕でもない、自己の内的なあふれ出る行動、誰の為でもない、ひたすら燃焼しようとする自己の生命感のために、いかなる長途も辞せず、いかなる労苦もいとわない。そのように自立した個人こそ、この時代に刺し込む希望である」と書いています。

反面、後藤田正晴という政治家がいました。昨年秋頃亡くなりましたが、彼が国会議員を引退する時にテレビのインタビューで「昨今の国会議員の質についてどう思うか」と問われ「国会議員は国民の鏡だ。議員の質が悪くなったということは国民の質も落ちている」と答えていたのを覚えています。

この対極の考え方を、いままで私なりに考えてきましたが、「国家の品格」流に解釈すれば何となく見えてくるものがあります。
そうなんです。後藤田さんの話はまさに「卑怯」なんです。

世の中は「何故」と疑問を持ち調べ「じゃあどうすればいいの」と考え「とりあえずやってみよう」と実行するの繰り返しです。まちづくりでも然りです。
あと10日もすれば新しい市長さんが誕生しますが、今日の中日新聞の近郊版にあるように「問題」は山積しています。「是是、非非」のメリハリのある市政運営をしていただくよう期待します。


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