かちがわ通信

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はっぴぃサボテン商品券の行方

今日の中日新聞に、今春会議所と商連で実行委員会を作り発行した、プレミアム付き商品券「はっぴぃサボテン商品券」の使用状況が載っていました。使用期限の9月末日までに市内425店で使用され、回収率は99.9%。使用された店舗を規模別でみると、千から三千平米未満が33.2%、三千平米以上の大型店(三社)で20.7%と計66.6%が大型店で商店街での使用は16%に留まったようです。

業種別では食品が44.1%と最も高く、家電が8.4%、医薬品、化粧品が7.7%と続きます。全体的な印象としては、新聞にも書いてあったように、生活防衛の為に使用されたようで、家電等大型の消費に回らなかった事が意外でした。私の店でも「家族で旅行に行き、そのプレミアム分で食事に来た」と言っていた方が見えましたが、こういった使い方をした人は少なかったのかもしれません。また、商店街での使用が16%にとどまった理由として「各店が商品券の利用促進策を図る時間がなかった」との商工会議所のコメントが書いてありますが、時間がなかったのは大型店でも同じ事。先日の委員会でも言いましたが、図らずも春日井市の商業の現状を現しているような気がします。商店街として地域コミュニティの「核」になるためには、「街」として、市民の身近な需要を支える機能をキチンと整備し、さらに各店が努力することから始めなくては、いくらこういったイベントを開催しても結局は大型店に流れていきます。残念ですがこれが現実です。