民主党小沢幹事長の政治資金規正法違反容疑に関するやり取りが、テレビや新聞紙上を賑わしています。ご本人は検察庁と真っ向正面から争う姿勢を見せていますが、真相は藪の中、実際はどうなんでしょうね。小沢幹事長は田中元総理に薫陶を受けた金権政治家であることには違いありませんが、常に選挙対策など裏街道を歩き、表に出ることが無かった政治家です。しかし、昨年末の今年度予算編成や補正予算では、鳩山首相の不甲斐なさに「つい前に出てしまった」感じが否めませんが、自身が権力の中枢に座り、時の総理を含む政権に影響力を持つ姿は、傍から見れば決して良い物ではありませんし時代にそぐわない感じがしますが、きっと小沢さんが夢描いていた姿なんでしょうね。やっと実現できた喜びが、数百人を引き連れた中国訪問や自宅での新年会での笑顔に表れているような気がしました。
この党は個人的には優秀な人材がいても全体ではサークル活動と思っていましたが、結局は野党気質なんでしょうか、批判はするけどいざ自分が受けてに立つと、危うさが浮き彫りになってきます。沖縄普天間基地の移設問題でも、県外（国外）と言ってる内は良かったのですが、政権を担い、対米関係で追いつめられると本当に結論が出せるんでしょうか。こんなところが小沢幹事長が前に出ざるを得ない部分なんでしょう。検察が目を付けている以上「白」ではなさそうですが・・・
政権が代わって、それなりの期待感があったのですが、特に景気対策でこれといった手が打てないまま半年を過ぎようとしています。事業仕訳など新しい手法も見せてはいましたが、結果は浮いた金額がＪＡＬの支援に使われただけ？ 献金問題も含めてどういう決着がつくのかしばらくは目が離せません。
