かちがわ通信

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グル―ポンの共同購入について

最近、グル―ポンを初めとするフラッシュマーティングのDMが良く来ます。もともとこのフラッシュマーケティングとはタイムセールなど時間を区切って安売りする商法でスーパーなどで”4時から半額~~”なんてやっているのも同じです。今回、問題になっているグルーポンは、共同購入ですが、これも時間を区切って(24時間程度)販売するケースが多いのでフラッシュマーケティングのひとつと言われています。
以前からグル―ポンの共同購入システムはおかしいと思っていましたが、例えば、今回のおせちのケースで言えば20,000円の半額ですから10,000円の売上でグルーポンに広告費として3,000円(売上の30%)支払うシステムですから、店に入るのは7,000円です。通常原材料費は33%ですから、仮に7,000円の下代設定をしても材料費は2,310円。もっとも2310円あればもっと”らしい”ものは作れと思いますが、あの写真を見て最初から確信犯なのではと思うのはこの部分です。そうでなくても、本来なら2万円の売価ですから、原材料費は6,600円。店に入るのは、先程書いたように7,000円ですから僅か400円の粗利益という計算です。 普通ではありえない商法だと思います。 

こんな事を考えていると、グルーポンを使っている飲食店は
 1)「本当は1万円なのに、割引率を高く見せたいので【今なら2万円→1万円!】と消費者をごまかす」  2)「本当に2万円相当の商品を、1万円で提供する」の二つ。
1)の場合は、兎に角、割引がメインの共同購入ですから、割引率を大きくしないと売れません。従って本来の上代より高く設定するのが手の様です。 はっきり言って詐欺です。(今回の事件の入り口はここかも・・)
2)の場合は、これは間違いなく売れるでしょう。しかし、利益400円です。実はDMにも書いてあるんですが「リピーターになる」「口コミの連鎖」等のメリットを謳っています。しかし、考えてみれば、2万円の商品を1万円で買ったお客様が、次回2万円で同じ商品を買いますかね。多分、次の割引まで待つのでは・・・・
また、グル―ポンは、グルナビ、食べログなどがバックについていますが、他の店舗への書き込みは一切削除しませんが、今回のケースは全て削除されています。恐らく他への悪影響を考慮したと思われますが、名古屋の同業者も「たちが悪い」と話をしていました。同じ様な割引のケースで、クーポンを乱発して集客している店もありますが、正規のお客様との二重価格が問題になっていると聞いた事があります。どちらにしても店を食い物にする広告代理店のやり方は、今後大きな問題になってくるんでしょうね。