かちがわ通信

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石川遼はイチローを超えた?

将に次元の違うゴルフで優勝した石川遼の18Hを、深夜のハイライトでじっくり見させてもらいました。あの難コースと言われ数々のドラマの舞台となった和合を、いとも簡単に攻略し、特にドラマチックな場面も無く58ストロークで優勝。
もちろん彼の才能は今更語る言葉もありませんが、その一打、一打を見ても、ほぼ完璧なショット。「ゴルフはミスのゲーム」とも言われていますが、その常識を超えたところに存在する、そんなプレーを見せつけられました。他のプレーヤーのコメントにも、諦めにも似た賞賛の声が殆どです。
しかし、石川の凄さは、単に良いスコア―で回ったという事だけではなく、そのマナー・考え方にあるとも言われています。ラウンド前の練習でも打った球を自分で集め、キャディ任せにはしないそうです。「何が正しいか、何をするべきかの判断能力に卓越している」と新聞にも書いてありました。恐るべき18歳です。

さて、こうなると国内ではなく、海外のトーナメントで活躍する彼の姿を見たいと思いますが、海外で活躍するスポーツ選手と言えば、真っ先に頭に浮かぶのがシアトルマリナーズイチロー選手です。イチローの野球にかけるストイックさは良く言われる事ですが、生活そのものがすべて野球につながり結果を出す姿は、両社ともよく似ているのかもしれません。しかし、イチローが、数々の修羅場を経験をし、何年もかけて一歩一歩高みに登った姿に哲学を感じる事はあっても、石川のゴルフに哲学を感じる人は多くはないのでは。そういう意味では彼のゴルフは哲学を超えたところに存在すると見た方が良いのかもしれませんが、イチローを超えたと感じるのはこの点です。