かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

南三陸志津川福興市VOL.2

福興市会場の志津川中学校に到着すると、既に準備が始まっていました。グランドの会場には地元や割と近い所のブースが配置されています。雨のためブルーシートが引かれています。また、グランド奥には仮設住宅が建設中でした。早速、荷物を運び込み準備開始です。



福興市校舎の三階に「ととのました勝川」で、波多のさんに揮毫してもらった「希望」を取り付けに上がりました。まだ雨は降り続いていますが、こんな頃になると全国の商店街仲間が続々と到着していました。真っ先に顔を見たのが鹿児島宇宿商店街の河井理事長、その後、飯山商工会議所の内堀さん、早稲田の久保さん、藤村さん、神戸長田商店街の伊東さんです。


福興市伊東さんは、阪神大震災の経験から「どうしても伝えたい事がある」と昨日到着され、志津川中学校の避難所に泊られたそうです。「一日も早く復興ののろしを上げろ」と檄を飛ばしたそうですが、仲間ならではの言葉だと思いました。中々知らない人には言えない言葉です。



福興市開始時間の10時には全員黙とうし福興市が始まりました。校舎から一段下がった場所にステージが作ってあり、最初に春日井の「転輪太鼓」による和太鼓の演奏です。実行委員長の山内さん、副委員長の及川さんも絶賛の迫力ある演技でした。午後からは陸前高田でのイベントに駆け付ける事になっています。



福興市雨のせいで客足を心配していましたが、結構な人出で会場は熱気むんむん・・・主催者発表で1万5千人だったそうです。東京からも近畿ツーリスト主催の支援ツアーも80名参加し、また、仙台や周辺地域からも大勢来ていたようです。中には春日井に縁のある方も見えて「下市場に住んでいた」と声を掛けてくれた方もいたようです。


福興市支援物資として提供頂いた野菜を販売する商連の加藤会長です。他にもサボテンラーメン、サボテンのラスク、ロールパン、お菓子、花、線香等々、私もサボテンのアイスと勝ちっぷりを持ち込みましたので、売上も24万円を越え、全額、実行委員会を通じて南三陸町への復興資金として寄付させていただきました。



福興市今回は、弘法市でお馴染みの「なっちゃん」も参加しました。彼・・・いや彼女は(笑)、雨のため急遽、ホテル観洋の避難所にいる子どもたちにパフォーマンスを披露し、その後、小止みになるのを待って福興市に移動しました。結構、人気があり、人だかりも出来ていましたが、ご本人曰く「東北初お目見え」だそうです。また、お呼びがかかるかも・・







福興市丁度、会場にお越しになっていた佐藤仁町長を及川さんに紹介していただきました。佐藤町長は平成16年の志津川サミットの時は旧志津川町長で、その時もご挨拶をさせていただていますが、多分日本で一番有名な町長さんではないでしょうか。南三陸町の95%が被災し、いまだに行方がわからない方が多数おられる現状で、大変な役目を担っておられます。