かちがわ通信

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新春経済講演会

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昨日、令和初の新春経済講演会講師は、あずきバーで有名な井村屋の前社長(現井村屋フェロー)井村正勝氏です。㈱いちまるさんの山内さんのご紹介とのことですが、一昨年のホシザキ株式会社の坂本会長をご紹介いただいたのも山内さん。人脈の広さは素晴らしいですね。若い時からの積み上げに感心します。

井村さんが講師とお聞きし「ひょっとして津の青年部に在籍された方かも」と思い講演が始まる前控室のご挨拶に伺った際お聞きしてみたら、やはり「津商工会議所青年部の創立メンバーでした」とのこと何回かお会いしていますとお伝えしました。

当時、商工会議所青年部は愛知県が春日井(名古屋は若鯱会があったんですが参加しないとの返答)、岐阜県が関だけで、三重は津、伊勢、名張鈴鹿、松坂の5か所あり、この7青年部と近畿の青年部で、毎年交互に東海近畿ブロック大会を開催していました。津の青年部の初代会長は三重トヨタの竹林社長で、春日井で東海ブロックの会合を行った際、運転手付きのセンチュリーで来られ一同ビックリしたことを覚えています。当時は会長対象の中央研修会も持ち回りではなく東京商工会議所で行われ、何かの委員長を竹林さんが受けておられ、その補佐役で参加したことも記憶にあります。その東京で行われた中央研修会の折に井村さんのご紹介だったと思うんですが、自由が丘のアンナミラーズに行ったことがあります。当時としてはアメリカの香りがプンプンするお洒落な店でした。もう35年近くも前の話しです。

さて、井村さんのご講演ですが、井村屋さんが戦友の21名の方で創業された話から始まりました。井村さんのご尊父が初代の社長ですが、その後は井村さん以外は非同族の方が就任され現在は社員から昇格された女性の社長のようです。創業以来「安全で日持ちする商品」の開発に腐心され特に包材には気を使われたとのこと。また、人気商品ではなく安定品質で決まった量がコンスタントに売れるロングセラー商品を目指すことで結果としてコストが抑えられ、つぶれない会社経営が続けられると言われていました。また、既知のノウハウと未知のノウハウのかけ合わせが大切と言われ、お若い時に単身で渡米、レストランで修行されたことが後のアンナミラーズの開店に繋がってきます。いずれにしても穏やかな語り口で丁寧にご説明いただく姿はお人柄なんでしょうね。素晴らしい人格を感じます。その後の役員議員の懇親会にもご参加いただき最後までお付き合いいただけました。感謝です。