かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

商店街に空き店舗が発生する一因

台風7号は伊豆半島・房総半島の方へそれ、この辺りは、風・雨とも大した事なくホッとしています。去年は何度となく直撃し大変でした。

先日の再開発のヒアリングのことを少し書きましたが、その後、情報が入ってこない(来週月曜日に理事会がありますが・・)ので様子が分りませんが、関連した事項について、少し書きます。

もともと駅前や商店街の土地所有者は、事業を営む上で有利であるために、資産を所有し続けています。昔私の亡くなった祖父が「この場所(今の駅前店の場所)にいれば、何をやっても食っていける」と言っていた事を覚えていますが、かつては土地の価格は利用価値を前提とした価格になっていました。

しかし、バブル時に利用価値とは関係なく地価が上昇し、なおかつ頭の中で高止まりしている現状では、事業が前提ではなく資産としての側面が強調され、資産所有者として維持する方向(資産への執着心)に考えが行きます。つまり賃貸借等による権利関係の複雑化や資産を処分する時に営業権や借地・借家権など流動性の阻害という資産価値を下落させる要因を排除する考えがこれです。しかし買い手不在のまま、頭の中で価格が高止まりすると、土地の賃借が停滞し、新規の参入が難しくなる、これが商店街の空き店舗が発生する一因だと思われます。

今のところ勝川商店街では、新規に空き店舗対策事業の制度が出来てから、16店舗出店しています。(現在営業を続けているのは10店舗ですが)この新規参入(街の新陳代謝)の道を維持できるよう、地主さんや権利者に街の発展について理解してもらう事も必要です。

土地は使ってなんぼ 土地に執着するだけではみんなに迷惑。

人気ブログランキング