かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

防戦一方?

今年になってガソリンをはじめ諸物価の値上がりは凄まじいものがあります。さらに全てと言っていい商品が上がり、また上げ幅も大きいため吸収しきれないのが現状。今日も問屋が「天ぷら用の油」の値上げを申し訳なさそうに言ってきました。先月上がったばかりです。・・と言ってそう簡単には値上げできないのが、零細企業の悲しさです。

価格は需要と供給のバランス(市場原理)で決まってくるのが通説ですが、投機筋の巨額マネーが原油穀物市場になだれ込んだため、発展途上国では深刻な食糧難に見舞われていると報道されています。利潤第一主義なんでしょうが持たざる庶民から見れば、環境破壊や人間性の否定に繋がり、資本主義の限界と見るのは「ひがみ」でしょうか・・少し前の一億総中流階級といわれた時代から、派遣や日雇いなど、長期的な展望で働くことが困難なワーキングプアー層が拡大した今日まで、そんなに時間はたっていない気がします。政治の貧困と言ってしまえば、それまでですがこのスピードにはついていけません。飲食店でも、内装や料理の目新しさでお客を集め、飽きられたら数年で業態を変えていくチェーン店が多いんですが、いつまでこんなビジネスが続くんでしょう。次々と看板を替える商法には「飽き」が来てるような気がするんですが。もっとも我々のような店はやりたくても出来ない商法ですが・・これも「ひがみ」か。じっくりといつまでもお客さんに支持される、そんな商売が出来ないのか考えさせられるこの頃、最近のドラゴンズのように防戦一方です。