かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

ビジョン策定委員会への提言(1)

商工会議所の50周年ビジョン策定委員会に提出した意見書を、今日から3日間で公開します。私なりの考えをまとめてあるので、是非、意見を聞かせてください

1)商店街活性化の問題点

春日井市内には19の商店街組織(振興組合、発展会)があり、それぞれが独自の事業により活性化を目指してますが、現状では、本来の意味の活性化には程遠いものと思われます。
 その中でも、かつて、春日井の商業の中心であった、鳥居松地区、勝川地区においても、今なお、この地に中心市街地としての役割を求めることの不合理性は、実は、私の中にも「必然性」という部分で疑問視する考えがないわけではなく、市内に点在する郊外型の大型量販店や、ロードサイドの専門店の便利性からいっても、これらが商業の中心であると言えなくもないと感じています。さらに、この「どこが中心市街地であるか」という議論は、よく考えてみれば、行政・会議所や消費者、利用者からみた分類であって、組織(振興組合等)が存在するかなどは、まちづくりの本質ではなく、商店街と言っても事態のないところもあれば、名乗らずとも条件を満たしている(市民病院周辺等)場所や、市内に点在する半径3~500mが商圏のコンビニが地域一番店というところも存在します。
 しかも、「中心市街地活性化」というお題目で、行政、会議所が支援する「必要性」が、どこにあるのか、また、春日井市昭和18年に4カ町村の合併によって誕生した都市であることにより、市の中心部が物理的に作られなかったという背景もあり、中心市街地活性化法の認定に向けての議論でも、鳥居松、勝川を結ぶ一帯という曖昧な表現がされています。
 全国の事例を見るまでもなく、春日井市でも、年間の小売販売額と商店数は反比例し、小規模店舗数は減少の道を進んでいるのが現状です。従って、一口に商店街の活性化といっても、支援する「必然性」「必要性」のあるところとそうでないところを区別する、まさに「選択と集中」の議論がまずありきだと考えます。

※進むべき方向性への提案
既存の商店街組織が存在する場所を含めて、何処を、どういう形で(手法)、誰が(これが一番大切ですが)、選別しそれぞれに合った手法で検討していく。