かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

長年の思いと現実

9時半から、久しぶりに開催の再開発組合の理事会に出席。平成19年度の決算と平成20年度の途中経過が報告されました。いろんな事情から、なかなか、解散が出来ませんでしたが、それでも来年早々には解散総会が出来そうです。また、会議では今までかかった費用が一覧表で報告されましたが、事業費の総額80憶弱。さらに、勝川全体では、松新地区再開発、A2地区(ホテル)再開発、区画整理等を含めると200億とも300億とも言われていますが、費用の面から見ても、大変な金額と30年近い年月を費やした一大事業でした。
しかし、当然ですが、この事業の陰には、様々な人の思い、悲喜交々が隠され、正直言って私の中にも「しこり」が残っています。これらを払拭する唯一の方法は、勝川の街が再生し、かつての繁栄が取り戻される事。そういう意味でも、事業の成否はこれからのまちづくりに掛かっていると言わざるをえませんが、どれだけの人が、この部分で共通認識が出来ているのか、疑問に思うこともあります。

さて、昼からは会議所の地域開発委員会に出席。春日井市をはじめ国・県・JR東海への要望事項を取りまとめました。中にはここ数年、同じ事項が出されていますが、要望される方も、同じことの繰り返しでは真剣に考えることもありませんし。
今回は、春日井インター周辺の開発と、勝川駅周辺の問題に議論が集中しました。インター周辺の開発は、国道155号線のバイパス関係から、区画整理の話も出ていたようですが、潮見坂周辺で大鷹が営巣し、開発がストップした経緯があるそうです。虫食いのように、開発を見込んで先買いされた土地もあるようで、なかなか開発も難しそうです。

勝川周辺では、TJK(東海旅客鉄道)の城北線の勝川駅乗り入れが、棚上げになっている事、高架下の利用方法について要望が出されました。前にも書きましたが、城北線が乗り入れることを前提に、勝川駅が東にずらされた経緯があります。我々としても勝川駅がずらされると、当然ですが困るので、ずいぶん反対しましたが、結果、ペデストリアンデッキで導線を作ることで決着しました。しかし、今になって乗り入れしないでは、何のための議論、結論だったのか怒りさえ感じます。また、これに伴って改札口西側に、ぽっかり空いている高架下利用にも、何か商業施設が出来そうな雰囲気で、これにも断固反対を盛り込むことをお願いしました。要望がどこまで届くのか分かりませんが、言い続けることも必要かもしれません。