かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

東証最安値

東証が、バブル崩壊後の最安値まで下げたと報じられています。一時7100円台まで下落したそうですが、サブプライム問題からリーマンショック、その後の各国の協調介入にも関わらず、世界同時不況への危機感が払拭されず、この危機感が「株」やドル売り円買いにつながり円高を招く=輸出企業の業績悪化。流石のトヨタも減収減益を余儀なくされているようです。もちろん世界経済を案じても、何の手だても持たない中小零細企業ですし、株の上げ下げに一喜一憂するほどの資産もなく、夜も眠れない・・何てことはありませんが、何となく将来への不安を感じるのは、私だけではありませんよね・・

日本の中小企業は、この10年間で約90万社も減少しているそうです。先日の商店街サミットでも、ここ3年間で10万店の商店が閉店していると言われてきましたが、日本経済を下支えしているのは、紛れもなく中小零細企業、零歳店ですから、問題は大きいのかもしれません。特に雇用の場が無くなった労働者は、どこへ行ったんでしょう。大企業や大型店がすべて吸収しているとは思えませんし。
また、創業30年以上の老舗企業の倒産が増えているそうですが、本来なら人材、資金、顧客など、強固な事業基盤があるはずですが、第2第3創業を目指し、経営革新を目指さない限り、その存在意義は薄れていくという事でしょうか。しかし、現実にはなかなか難しい事が、老舗倒産の増加が示しています。

特に中小企業は経営者の資質で成立している企業が多く、大企業のように「業績不振の責任を取って交代」何てことはまず出来ません。「企業の器は社長の器」と言われているように、社長の人柄や人格のレベルが、そのまま企業のレベルとなります。その為に我々は己を磨く事が重要になってきますが、兎角、目の前の売り上げに一喜一憂するのが凡人の凡人たる所以。かちがわ大学の毛利先生には「メンタルが重要」と教えてもらいましたが、再度、頭に叩き込む必要を感じています。