かちがわ通信

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企業再建

昨夜の、第9回かちがわ大学は、毛利さんの名前を世に知らしめた、名古屋の○リンセス○ーデンH(以下PGH)の再建の話でした。毛利さんはよく「93億の負債を抱え、8億の売り上げのホテルを再建した」と言われますが、確かにホテルは装置産業と言われるくらい投下資本が大きく、単年度黒字になるのが、開業から7~8年目、累積赤字が無くなるのが順調に行って15年と言われていますが、何故93億までの負債になったのか、疑問に思っていました。ここでは詳しく書けませんが、やはりバブル期の不動産取引と犯罪とも言える放漫経営が背景にあったようです。

その後の再建の過程は、先生の著書「トップの後ろ姿で会社は変わる」(経済界)に書いてあるので一度読まれると参考になると思いますが、我々が日常陥りがちな「錯覚」や「勘違い」にも通じる話で、先生は冗談を交えながら話をされましたが、私的には全く笑えない話ばかりでした。周辺でも、これ程の規模ではありませんが、バブルに踊り、沈んで行った連中を沢山知っています。仕事をしていることを「罪悪」のような言い方をする人もいましたし、当時銀行の支店長も「ゴルフの会員権」を、融資付きで売って歩いていた時代です。

また、この話から、自分を冷静に俯瞰する目や、幅広い視野で考えることや知識も必要だなど沢山の学ぶ点もあったような気がします。