かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

誰のための農協

朝から葬儀の手伝いでもと伺いましたが、結局受付だけで終了。それにしても沢山の参列者でした。
さて、今日の新聞に農協の組合員の5割が非農家という記事が載っていました。これは日頃から感じていた事ですが、この地方には専業農家が何軒あるのか、まったく不明です。周りを見てもそれらしい農家も見当たらず、殆どが農地をマンションやら駐車場に転用し資産運用しています。農業を営む人も自分の食い扶持を作る位で、農協に作物を持ち込む話は聞いたことがありません。税法上の特典を受けているのかどうかは分かりませんが、この管理を農協(JA)がしているとなれば、立派な金融業、不動産業で本来の農業者の為の組合という意味は無くなっています。
また、社会面にも守山の野田農園の事が書いてあります。野田農園は、以前有機栽培のトマトを仕入れに伺った事がありますが、当時も、新聞に書いてあるようなJAとの関係をこぼして見えました。また、野田さんは春日井市内の後継者が跡を継がない農家に頼まれて耕作に出掛けるそうですが、夜中に「薬」をまかれたり嫌がらせを受けた事もあるようです。また、東北の農家でも、一生懸命美味しいコメを作っても、農協でほかの米と混ぜられてしまい、努力が報われないという話も聞いた事があります。本当に「今の姿が農協のあるべき形」なのか、今回の”農は国の本なり”第5部”誰のための農協”という中日新聞の特集に注目です。