かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

「商店街に未来はあるか」と言われても・・

昨夜は、第20回目のかちがわ大学を実施。「商店街の活性化」について毛利さんの講演でした。事前に配られたチラシに「学長降臨!商店街に未来はあるのか」という大仰なサブタイトルが付いていましたので、知り合いのコンサルや大学の先生も聞きに来られていましたが、内容は「個店が元気にならなければ街の活性化はあり得ない」というものでした。私は商店街の理想は、横浜の元町のように一軒一軒の店がブランドになり、その集合体であるべきだと思っていますので、「笑顔が大切」等々全く言われる通りなのですが、これは商店街だからではなく、SCの中にある店舗でも同じことで、商店街の活性化の問題とは次元が違います。
また、40名ほどの参加者中「商店街からは、ほんの数名しか出て来ていない」とも言われましたが、何故出て来ないのか、どちらかと言えば、地元の連中は、かちがわ大学に距離を置きつつあるのが現状で、私も真摯に反省すべき点が沢山あります。最後にコメントを求められましたが、確かに先生の言われる事には、全く反論の余地はありませんが「個店の活性化」というタイトルなら、腹にも落ちたんですが、先程のこともあり、何かしら違和感を感じていたので、思っていることも言えず、口ごもってしまいました。
商店街の問題は、半分はこの個店(個人)の問題なんですが、あと半分は構造的な部分や社会的な部分、人材等々、皆で解決していかなくてはいけない問題も沢山あるんと思っています。勿論、ハードよりソフトといわれるのは良く理解できますが、毎月の弘法市で汗を流し、その為に毎週夜遅くまで議論をしている若い連中にこれ以上の事は言えません。これを「結局は困っていないんでしょう」と括られては・・・・結局、自分達の街は自分達で作っていくしか方法はないようです。かちがわ大学のあり方も含めてもう少し考えてみます。