かちがわ通信

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晴れの特異日&老化の日?

東京五輪の開会式が10月10日になったのは、この日が”晴れの特異日”だからというのはよく知られた話です。しかし、最近の気象ハンドブックでは、10日は晴れの特異日ではなく、10月16日、23日、27日、11月3日が晴れの特異日とされています。また、雨の特異日も発表されており、10月13日と11月17日だそうです。
この特異日とは、一年のうちでもある特定の日に、その前後と比べて、偶然とは思えないほど多く、ある気象現象が現れる日のことをいいます。このような特異日の現れる理由は明らかではありませんが、大気の大きな流れが季節変化によってある特定の日に急に変わることによって生ずるものであるとも考えられていますが、よく分からない部分もあります。

さて、私的には、まだまだ「10月10日=体育の日」が抜けきりませんが、ハッピーマンデー制度が適用されてから10月第2月曜日に、今年で言えば、明日12日に変わっています。そもそもこの体育の日が、1964年の東京五輪を記念して「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」事を趣旨として66年に制定された事を考えれば、その意味が薄れたと感じざるをえませんが、同じように成人の日(小正月元服の儀)、海の日(明治天皇が命じ丸により東北巡幸から帰着した日)、敬老の日元正天皇が養老の滝に御幸した日)なども同じ扱いになっています。反面、春分の日秋分の日、正月等と移動することがない祝日もあります。
もっとも、最近は、祝日の意味も意義も薄れていますので、歴史的に意味のある祝日だろうが、単なる”休日”になってしまっては、日本人が伝統を大事にしない国民だと公言しているようなものなんですが。単に休みを増やすだけなら、日にちを変えずに国民の休日で処理すれば良かったような気がしますが、これほど休日が多くなると「今日は何の日だった?」と聞く事も多くなりました。「老化の日」という個人的な休みを作ってほしい気分です。