かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

太平洋戦争の開戦日に

今日12月8日は太平洋戦争の開戦日。この関係の特集もテレビで多く組まれ、詳しくは見ていませんが「そもそもこの戦争に勝ち目があったのか」という論調の話が多いような気がします。戦後64年も経つと戦争そのものを経験した人も少なくなり、テレビを見ていても、後で付け加える知識や伝聞によるコメントも多くなり「多分こう考えたんだろう」という内容に偏りがちです。大本営発表の作られた報道も歴史と言う流れの中で考えれば冷静な判断も出来るのでしょうが、その時その場に生きて正しい判断が出来たのかと言えば、殆どの人が難しいと言わざるを得ないのも現実だと思います。その功利功罪を、その後の歴史観で問うても仕方がないのかもしれませんが、過ちを繰り返さないという意味では検証する事も必要かもしれません。

話は違うかもしれませんが「個人の判断」と「組織の判断」の点で、個人では違う考えでも組織を背負うと判断を間違えるケースが往々にしてあります。将に開戦前夜の日本がそうだったのかもしれませんが、特にリーダーシップを取る者の舵取りで大きく歴史が変わってきます。この辺りの対局感、洞察力は私自身は常に意識する部分ですが、一つの判断の基準は「損得」ではなく「善悪」です。本当に心にやましい気持ちがないのか、少しでも後ろめたい気持ちが出てくるようなら止めるべきだと思っています。今日もまちづくり勝川の取締役会や夜には商店街の理事会にも出席しましたが、自分が歩きもしないのに「歩いて暮らせるまちづくり」を目指したり、自分が買い物をしない癖に「商店街で買い物を」と言って見たり、どうも最近のまちづくりはチグハグサが目立ちます。個人と組織、本音と建前が交錯しないよう、しっかりと足元を見つめることから始めないと、50年先、100年先のまちづくりは出来ません。