かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

お陰さまの精神

今日から2月。一月もあっという間に過ぎてしまいました。今年は年が変わっても気持ちを一新とはいかず、いろんな事を引きづりながらのスタートになっています。気持ちが焦れば焦るほど深みにはまる悪い流れですが、どこで区切りがつけれるのか・・当面は目の前の仕事を一生懸命するしかなさそうです。

さて、今日も商店街の先輩が一人亡くなりお通夜に行ってきましたが、参列している人の顔を眺めながら「みんな随分年をとったな」と改めて感じます。私が店に戻ったのが26歳の時ですからもう32年経ちました。そのころ現役でバリバリ商売していた人は既に70~80歳になっています。時の流れと言ってしまえばそれまでですが、古き良き時代の商店街を知っている人が少なくなるという事は、同時に人情も薄れてきますので何となく寂しさも感じます。

最近は「人のために」とか「相手がどう思うか」など一切構わず、人の話に耳を傾ける謙虚さも薄れてきています。もっとも昔でも一石な性格の親父も多く意見を戦わせた事もありましたが、同時に愛情も感じたものでした。この辺りが「甘い」と言われる所以かも知れませんが、街を作るのは「よそ者、若者、馬鹿者」とは言いますが、やっぱり強力な外圧が必要です。
街でも店でも家族でも「お陰さま」の精神は本当に大切ですが、この精神は外に目を向け感謝の気持ちを知ることから始ります。私自身今一度この原点を見直す時期に来ているのかもしれませんね。