かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

今日の弘法市

花の詩チャリティコンサート今日の弘法市はスタッフも出展者も出演者も黄色の手拭を首に巻き、義捐金を集めました。お天気も良く暖かな一日で、大道芸や、急遽開催が決まった、コンサートグループ花の詩のチャリティーコンサートにも沢山義捐金が寄せられました。本当に、協力していただいた皆さんには感謝の一言。コンサートの最後に、出演者の皆さんが「ふるさと」を歌いましたが、思わず涙が滲みました。最近歳のせいかめっきり涙もろくなっています。商店街としては今日お預かりした浄財に出店料の全額を足して寄付する事になっています。
さて、私は直接聞きませんでしたが、やはり開催する事には賛否両論出ていたようです。今朝の新聞には4月3日からの坂下春まつりを中止する記事も載っていました。それも一つの見識だろうとは思いますが、個人的には、中止して生れるものがあれば、それも有かもしれませんが、やはりここはキチンと開催し、支援の輪を広げるという考え方が正解の様な気がします。今回の大震災、被災地の方が大変なのはもちろんのことですが、直接の被害が少ない方でも、テレビなどで惨状を見聞きしていると、知らず知らずのうちに心に負担がかかってきます。今は、どのテレビも新聞も災害の報道ばかりですので、見ていると気が滅入ってきますし、逆に見なければ見ないで「自分だけ普通に暮らしていて良いのだろうか」という思いが出てきます。この負担が「中止すべき」という考え方の根本の様な気がしますが、逆に、このようなストレスを抱え込むと、人も町もストレスが原因の病気になりかねません。  

震災以後、どうも自分の気持ちに折り合いが付かず悩んでいましたが、先日震災のストレスに負けない方法と言うコラムを見つけ、被災地に赴く国連のPKOの冊子に掲載されているストレスマネージメントを読みました。これには
1)大変な出来事の後に様々な心的症状がでるのは、正常なことです。 「私は弱い」と自己批判したり、自分に厳しくならないでください。
2)「他の人が私のことを悪く思ったり、弱虫だと思ったりするのでは?」と考えないでください。
3)自分の感情を我慢して溜め込まず、思っていることを口に出して表現しましょう。たいへんな経験を乗り越えるのに役立ちます。また、今後出てくるであろうストレスが原因の症状を軽減できます。
4)必要な時は助けを求めましょう。
5)大変な経験をしたら、すぐに誰か信頼できる人や、体験談を聞く訓練を受けた人に話を聞いてもらいましょう。
6)困っている、苦しんでいる人の話に耳を傾けましょう。
7)休みましょう。
8)回復するまで、ゆっくり時間をかけましょう。
9)誰かから差し出された助けは受け入れましょう。
と記載されています。大変な状況ですが、心がくじけないよう、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、心身共に健康に過ごすことが、被災地への支援に繋がり、自分の生き方にも繋がるんでしょうね。「なかなかそう簡単には行かないぞ」と自問自答していますが・・・今日の弘法市を見ながらそんな事を考えていました。