かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

避難所格差

志津川の山内さんの息子さんのブログが更新されましたが、志津川への救援物資は多いようで、むしろ今後の生活への不安が書かれています。また、昨日、志津川に入った人からは、救援物資が届くベイサイドアリーナは、さながら自衛隊の防災フェスティバルの様で、巨大発電機や照明専用車、調理テント、40人が入れる風呂テントなどが装備されているようです。しかし、志津川からひとつ山を越えた平磯地区は、250人の町民の内12名がいまだ不明、ご遺体が確認されたのは僅かおひとりだけで、いまだに食事は朝9時半と、昼3時半の2回のみ、お風呂にも、まだ入れないようで避難所にも随分格差があるとのことです。
勝川商店街では、先週金曜日に一次義援金集計が終わり、志津川への物資を手配していますので、急遽、出口さんを通じて情報をくれた尾張旭の入浴サービス「なみとかぜ」さんに平磯地区へ直接物資が届くかルートがあるかどうか問い合わせています。確認が取れ次第火曜日にも発送します。また、福島の被災者を越後湯沢と長岡の避難所で受け入れると連絡がありましたので、同じ救援物資を長岡にも送ることになりそうです。
また、地域SNS「愛っち」を通じて、同じく盛岡の「もりおネット」が被災地の子供たちに学用品を送るプロジェクトを立ち上げましたので、こちらには春日井育ちのノートを千冊手配し、4月8日に届ける事になりそうです。この「愛っち」を運営するSNS研究会では、市民の皆さまからの支援もお願いしており、中日新聞の社会面に4日連続で連絡先を載せていただいています。担当者からは電話がひっきりなしに掛ってくるとうれしい悲鳴も聞かれ、また、受付場所のささえ愛センターにもかなりの文房具が持ち込まれたようです。私の所も受付場所になっていますが、ここ数日で沢山の方から、ノートや鉛筆など未使用の文房具をお預かりました。
この様に善意の輪はどんどん広がるんですが、時間の経過とともに必要なものも変化してきますので、情報が届かず、どこに何を送れば良いのか分からず結果として、避難所の格差も生じるのかもしれません。また、行政関係も集荷場には山の様に届いても、避難所に届ける事が出来ないようです。まだまだ混乱が続く被災地ですが、どんな形でも応援し続ける事が大切です。