かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

災害を風化させない

今日は名古屋でも35℃を超える真夏日を記録。月末とはいえまだ6月です。昨日も食中毒警報が出ていましたが、今年も長く暑い夏になりそうです。
さて、震災の影響で色んな事業が止まっていましたが、もう一度頭のリセットボタンを押しながら整理する事が必要かもしれません。「日本人の価値観が変わった」とも言われていますが、どこがどう変わったのか、そもそも本当に変わったのかを見極める事も大切です。3.11以後、知識人と呼ばれる人たちが、何を発言しているのかチェックしていますが、 阪神淡路大震災の時とは、社会背景が違いますし、今回は、津波に福島の原発災害が加わっていますので、深刻さはけた違いだという見方が概ねです。しかし、120日余りの時間の経過は、語る人が少なくなっているように、少しずつでも記憶から遠ざけていくんでしょうね。震災前から売上不足で頭を抱えていた日々も、気が付けば日増しに深刻さが増しています。「被災された人の事を考えればまだまだ幸せ」と言い聞かせていますが、現実は否応なしに迫ってきます。

しかし、「この災害を風化させてはいけない」と、先週の木曜日に歩いて陸前高田を目指し出発した國分さんの様な人もいます。今日になって國分さんの様子を伝えるサイトが出来たと連絡が入り、早速覗いていましたが、今晩は掛川辺りまで進んでいるとのこと。この猛暑の中、最初の数日は苦しかったようですが何とか元気を取り戻し頑張っているようです。やはり、いつまでも募金は続きませんので一日も早く”支援を日常にする方法”を考えて行かないと、被災地の皆さんの復興への意欲が削がれてしまいます。これは、被災しなかった全員の義務だと思うんですが。。明日は定休日。今週末は長女の結婚式も控えています。この大震災のあった年に嫁に行く気持ちは分かりませんが、少なくとも人一倍の「喜び」「幸せ」を感じてもらい、幸せになってもらいたいと思っています。