９３２年ぶりの金環日食や東京スカイツリーの開業など明るい話題が続きましたが、一方では福岡市の飲酒に関わる相次ぐ不祥事で、ついに市長が記者会見で「外で酒を飲むな」と怒り心頭。気持ちは理解できますが、外食産業から見れば本末転倒。普段の職員教育こそ重要で、何の解決にもなっていません。福岡はかつて飲酒運転が原因で幼い兄弟が犠牲になった大事故があった町、それをきっかけに全国で取締が強化されましたが、普段から寛容な土地柄とも言われていますのでどこまで効果があるのか分かりません。今日は愛知県料理衛生同業組合の総会に出席。場所はいつもの料亭”か茂免”さんです。ここでも福岡の話が出ていましたが、兎に角、あの大事故から飲酒運転の取締が強化され大打撃を受けた業界ですから、今回は事故ではなく不祥事での「外で飲むな」発言には敏感に反応します。外食産業全体をみても、数年前２１兆円産業と言われていましたが、１６兆円に落ち込み、自動車産業とほぼ同額になっています。今まで月に三回外食をしていた人が、二回になれば、それだけで三割ダウン。。会長もあいさつの中で「真っ先に景気の影響を受けて、立ち直るのは一番最後になる」と言われていました。どうも業界としての将来は暗いとは言いませんが明るくはなさそうです（苦笑）
