かちがわ通信

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被爆75年 煉瓦の記憶

先日、たまたまテレビをつけたら広島の被爆建物旧広島陸軍被服支廠」が解体の危機にあるとのドキュメント番組をやっていました。そういえばもうすぐ原爆の日だなと思いつつ「今年は式典どうするんだろ?」とボーと考え見ていました。

被爆建物といえば原爆ドームが有名ですが、なんとそれ以外にも85か所以上あることにまずビックリ。いずれも75年という年月で老朽化が進み、さらに耐震化工事となれば莫大な費用が掛かることが保存のネックになっているようです。さらに、この陸軍被服支廠で働かれていた15歳の時に被爆した方へのインタビューも紹介されていましたが「広島は軍都と言われ市内には20か所以上の軍需工場がありました。何もなかった広島は軍需で栄えた町。ここで作られる兵器は加害者の歴史でもあります。被爆という被害者の歴史とともに加害者としての歴史も伝えていかなければ...そのためにもこの施設は保存していかなければならない」と言われていたのを聞き考え込んでしまいました。物事には両面あるのは、原爆を投下したアメリカの兵士が英雄扱いされているのはよく聞く話です。しかし、日本人で広島の表裏を語った人は初めてみました。現在90歳、いまも語り部として活動されているようです。この番組は8月9日にも再放送されるようです。是非ご覧いただき感想を聞かせてください。

https://www.ntv.co.jp/document/backnumber/articles/1894fqt16ohwh7hu05tq.html