かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

石の上にも三年(10.28)

石の上にも三年。昨日の会合で「コア春日井運動」提唱から30年と聞かされビックリです。この運動は、どこから来ました?と聞かれると「名古屋」と言ってしまう春日井人が胸を張って「春日井です」と答えられるような街にしたいと言うのが原点。名古屋のベットタウンとして発展してきたわが町には、当時でも約27万人の人口があったにも拘らず、この人たちが声をあげるのは名古屋か東京。そんな思いから「どうする」という自分達への疑問の答えを出そうとしたのが「コア春日井運動」というまちづくり活動の本質です。特産品や名所の掘り起こしと同時に「まちづくりは人づくり」市民会館で行ったシンポジウムから始まり「かちがわT-E」「ラーメン横丁」「かすがい育ち」などの事業を通じて人づくりをしてきました。30年座り続けてきたお尻の下が少し温まってきた気もしますが、何故この石の上に座り続けているのかを理解しないと・・・後輩(A)よ!ちゃんと伝えろ!

何故青年部活動をするのか」「何故まちづくりをしなければならないのか」もっと言えば「自分って何者」という自分への疑問や問いの答えを見つける過程や行動が自分を成長させるということ。さらに事業を考えるうえで大切なのは「市民の期待感」市民に伝えるのではなく興味を持ってもらうことが肝心で、これが無いと結果として満足度が下がってしまう。要は「独りよがりになるな」と言うことです。

また、質問時間に行政への要望も出ていましたが、日本の行政は明治維新以降、脈々と積み上げられた仕組みの上に成り立っています。個々の人は本当に優秀で、よく我々の話を聞いてもらえますが、個人と組織は別ということを知るべきなんでしょうね。と言うようなことを、ホンの少しだけ挨拶で話させてもらいました。