かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

カエル65大学 第一回講座でした

春日井市民会議「カエル65」が主催する第一回のカエル65大学の講座が、春見町のささえ愛センターで開催されました。この「カエル65」は、昨年市制65周年で行われた沢山の市民参画事業の連絡調整会議を、引き続きもっと発展的に広めようと企画・運営され、会長は、温厚な人柄のうえに信頼も厚く、将に適役の鳥居松の市原さんが務められています。
今日は「こんなまちに住みたいナ」というテーマで、愛知産業大学大学院の延藤教授の市民協働のまちづくりについての講演でしたが、私は、仕事の関係で一時間ほど遅刻。会場につくと50名程でしょうか、先生がスライドを上映しながら講談調の口調で各地の取り組みについて語られているのを、全員が熱心に聴かれています。流石、全国の住民主体のまちづくりに関われていたためか、まさにキーワードの宝庫。終了後の質問にも、例えば「人集めの秘訣」では、1)自分自身の楽しさを語る 2)常に全員が本音トークが出来る状況を作る 3)何の為にやるのかを明確にすると答えられ、更に市民との協働で失敗例はありませんかという問いには 1)行政側のコンセプトが不十分なままスタートした時 2)「気持ちづくり」からではなく「ものづくり」から始めた時 3)予定調和ではダメ・・と答えられ、特に行政側の理由で失敗する事を指摘されていました。また、高齢者と若者が「おでん」の様に混ざり合う事が必要で、その為に街の空き店舗を利用し、地域の関係を再構築する事が必要だと述べられていました。
また、街の事は絶対多数決で決めず、形式的民主主義から、実感的民主主義で考え、「トラブルが溜まったら、トラベルに行こう」と「街の中の、探検、発見、ほっとけん」を推奨しているそうです。
これからの創造的まちづくりのキーワードも、頭の文字が、「か」「す」「が」「い」になるよう「肝心要は”私”発の協働」「好きな事をおすそ分け」「ガッツと優しさの結びあい」「嫌なトラブルをエネルギーに変える」と結ばれ、会場から拍手が起こっていました。「コミュニティーのない街は不安が多い」とも言われていましたが、どうもこの市民協働は難しく考えずに、楽しくしていくのが成功への道かもしれませんね。
さて、次回は「まちづくり ~今、最も元気な街・勝川誕生の秘訣とは~」と題して、私がおしゃべりする事になっています。終了後この打ち合わせ会にも出席しましたが、今日の延藤先生の話の後では、美空ひばり(古~)の後に歌うようなもんです。ああ・・これから2か月憂鬱な日々になりそうです。