かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

今日はクリスマス

今日はクリスマス・・・
最近特に目立つのが、あちこちでイルミネーションの話題が多くなった事。神戸の阪神淡路大震災の犠牲者の霊を慰め、神戸に再び活気を取り戻そうと始まった「ルミナリエ」から始まり、各地を明るく照らしています。
また、普通の家庭でも飾られ、外から見てる分にはきれいで良いのですが、「住んでいる人はどうなんだろう」と思ってしまう家や「電気代が大変だろうな」なんてのもあります。おじさんには、どうもなじめませんが、暮れの風物詩になったような気がします。

さて、一昨日のホテルプラザ勝川の件ですが、中日新聞は以前からわりと辛口の論調で終始しています。基本的には同じ見方ですが、私はホテルそのものの存在意義は春日井市にとって必要不可欠なものと考えています。ただ、その存在の仕方が如何にも不健全で、尚且つ、市民から見て非常に判りにくい仕組みになっている点が問題だと考えてます。

昭和63年勝川周辺の総合整備計画が策定され、勝川を「春日井の西の玄関口」とし、区画整理事業、再開発事業や中央線の立体交差事業ほか国・県・市が10を超える様々な事業を推進する中、勝川A2地区再開発事業としてこのホテルが建設されました。
このホテルの計画が発表された時点で、何点かの疑問が生じ意見を言ったことを覚えていますが、ひとつには、当然再開発事業ですから、権利者の方がみえ、その土地の上に、第三セクターの勝川開発が建物を建て、その建物を賃貸する形で、これも第三セクターのホテルプラザ勝川が営業するという、MC方式がとられました。
MC方式は事業構図を考える上で、非常に有効な方法ですが、実際営業を担当するホテルプラザ勝川の持ち込み投資額がFFE・CPUを含め最低でも10億は必要だと考えていました。実際はこの部分を勝川開発が負担し、初年度から黒字が出る構築がされました。
しかし、巷間言われように人件費負担が非常に大きく、今年になって初めて単月の黒字を出すまで赤字を続けています。この原因は業務委託を大阪のプラザホテルにした事が大きな理由ですが、そもそも何故、プラザホテルに業務委託をしたのか、開業前のごたごたを、ここで蒸返そうとは思いませんが、このホテルは、地域の核になるコミュニティーホテルを目指すのが本来の姿であったと思われます。
そこへ、超広域な商圏(全国ネット)で商売をしてきたプラザホテルのノウハウでは如何にも無理だったということではないでしょうか。

また、建築段階で図面を見せてもらったことがあるのですが、柱と柱のスパンが短く(何故短かったのかわかりませんが)部屋の大きさ(17~18㎡?)が中途半端で、尚且つシングルルームが主体のシティーホテルとはとても言えない造りになっています。
簡単に言えばビジネスホテルがシティーホテルの顔を持つ違和感を感じていました。

ホテル特にシティーホテルは、多大な投資と様々なノウハウの集大成がなければ成功しない業種です。功遂げ名を成した人が、最後の道楽で取り組むのがホテル業だとものの本で読んだことがあります。だからこそ外国ではホテルのオーナーは非常にステータスが高く羨望のまなざしで見られます。しかし、実際はそんなに儲かる業種ではありません。

それでは、ホテルプラザ勝川の再建は・・・


どちらでもいいのですが、順位が下がるのは気分が悪いのでブログランキングにご協力を