かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

阪神大震災から12年

今日は阪神大震災から12年目の1月17日です。神戸市など各被災地では遺族や市民が冥福を祈る行事が行われています。
当日は、今でもはっきり覚えていますが、名古屋でもゆったりと大きな揺れを感じ、早朝でしたが飛び起きた記憶があります。その後、お昼に掛けて次第に被災状況が報道されるにつれ、悲惨な光景が映し出され思わず息を呑みました。死者6434人、負傷者4万4千人が犠牲になり、また孤独死など社会問題も起こった、戦後最大の自然災害です。

我々の商店街仲間でも、昨年のサミットで、当時の様子を分科会の講師として語っていただいた神戸長田大正筋商店街でお茶の味萬という店を経営している伊東さんがいます。伊東さんのお話は一昨年の志津川サミットでもお聞きしましたが、何度聞いても「地獄の思い」という言葉以上のものを感じます。

その後、長田区でも復興に向けて大きく再開発され2年前に街は出来上がりましたが、神戸全体の人口は震災前より増えているにも関わらず、長田区では震災前の人口の80%、店も震災前の60%程度しか戻っていないそうです。街の空き地が埋まらない理由は伊東さん曰く「街のあちこちで人が死んでいるから・・」
また、10年に亘る復興工事のため顧客離れが進んでしまい、今でもお客さんが戻らないそうです。この街を再生し賑わいのある商店街を復活させるための努力は、我々のまちづくりとは次元が違うと感じざるを得ません。

当時、私は勝川小学校のPTAをさせていただいていましたが、その年の卒業式の挨拶の中で「こうやって立派な卒業式を挙げることのできる幸せを忘れないでください」と話したのを覚えています。いまこそ我々も、商売が出来る幸せを忘れないようにしたいものです。


今年もランキングにご協力を↓
ブログランキング