かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

ニュータウンの再生と商店街

水曜日の二水会、木曜日の市民委員会、合間をぬって抽選会の当選者を入力する作業とまったく忙しい毎日で体も悲鳴をあげています。明日の弘法市、また、明日・明後日の春日井まつりもありますのでどうなるのか些か心配になってきました。

さて、昨日の市民委員会は、最後の大詰め。作業への慣れもあってか検証するスピードも速くなってきました。私の担当の商店街振興や駅周辺の賑わいづくり、また、地域防災、財政の健全化などの検証シートを済ませ、最後に出てきたのが、高蔵寺ニュータウンの活性化というシートでした。担当はニュータウンにお住まいの方なので、じっくり話を聞いていましたが「地域活動が活発に行われている」「ニュータウンの人口が維持されているという」というあまりに寂しい長期成果でしたので、少し意見を述べさせてもらいました。
私は予てからニュータウンの再生は、経済性と精神性が鍵になるという考えを持っています。これは高齢化社会の縮図とも言われている社会構造には、生きがいも含めて、きちんとカロリーが出る仕組み作りが必要との考えで、足助の百年草が良い例ですが、高齢者の雇用を目的に事業化されている「ZIZI工房」「バーバラはうす」のように、事業を通じてきちんと収益が上がる取り組みがなされていることが肝心です。
そこで、工場誘致の見込みが立たないまま放置されている広大な土地もあるので、それこそ、ここで大規模な農業を誘致したら面白いのではと思っています。ここなら将に地産地消。物流コストも掛りません。これからは農業です。
二番目に、どうもニュータウンの議論を聞いていると、自然環境は大切、しかし、交通の便も含めて生活の便利性も求めているなど、すべ充足することは難しいのではないかという点です。何か一つ良ければ犠牲になる部分は必ず出てきます。要は何に特化するかが問題です。
もうひとつニュータウンといっても範囲が広く、藤山台と中央台では抱える課題が違うのではないかという事。「行き詰まったら問題を細分化せよ」です。
・・と、ここまで話をして、ハタと気がついたのが、商店街の抱える問題と同じということ。空き店舗は空き家に通じますし、集客するのも魅力ある環境づくり一緒ですよね。イベントも然りです。どこかで同じテーブルの上で、商店街とニュータウンの意見交換が出来ると、両者とも案外解決の糸口が掴めるかもしれません。
さて、明日からは春日井まつりです。夕方、準備のため会場に行ってきましたが、少し天気も心配ですが、新型インフルエンザの影響を心配する声も多く聞かれていました。とにかく春日井は日本で一番の警戒地域ですから。。