かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

情報化コミュニティを地域ビジネスに活かす

e3b96ff4.jpg商工会議所・地域開発委員会主催での公開講演会”クロスメディアとまちづくり”を昨日開催、当初予定数までいかなかったので心配していましたが、始まるとそれでも40数名の方に出席していただき一安心しました。
講師は、兵庫を中心とした地域SNS「ひょこむ」などを主宰している和崎宏さん。総務省の地域情報化アドバイザーに加え、環境人間学で博士号も取られ、関西学院大学の講師もされています。和崎さんには今までも、愛っちの正式運用が始まったタイミング等でお越しいただいていますが、今回は会議所の委員会主催の講演会として開催しました。
相変わらずソフトな語り口で、コミュニティの語源やクロスメディアを活かした地域ビジネス作り、期待される地域SNSの概要などを説明していただきましたが、住民の協調行動(「信頼」「規範」「ネットワーク」)を高める事で、社会の効率性を高める(行政コストが下がる)事が出来ると話され、兵庫県が実施する、地域再生支援ICT人材育成事業や、GPS地域SNS連携型動画マップ推進事業、さらに通信・放送の連携による情報発信支援プロジェクトのイメージを詳細に説明してもらいました。特にこの中で目を引いたのはSNSサイネージの話で、1)地デジ化される事で空く電波帯を地域で活用、2)地域情報を街頭で見られるようにするデジタルサイネージ、3)地域市民メディアを立ち上げコンテンツ作りをする点です。兵庫では伊丹市で始まるそうですが、これは以前からKCTV(ケーブルテレビ)との関係を模索していましたので、一つの突破口になるのかもしれません。詳細は今後打ち合わせをしていきますが、なかなか面白い試みです。