かちがわ通信

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早朝例会

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今朝は早朝例会(8月第一例会)に出席。ここ数年犬山の成田山寂光院で開催していましたが、今回は愛知福音教会の川口牧師にお越しいただき、東野町のグランドティアラのチャペルでの開催です。「ことばの力で人生が変わる」と題した卓話は、福沢諭吉や山本琢磨の例を出し、言霊の持つ力や大切さをお話しいただけました。

さて、渡辺和子著の「置かれた場所で咲きなさい」という本がベストセラーになっています。「置かれた場所が今の自分の居場所」「人生、こんなはずじゃなかったと思うことの連続ですが、どんな状況でも咲く努力をし、咲けないときは根を張る努力を」「時間の使い方はそのままいのちの使い方」などという内容で、「あるがままを受け入れ自然体で生きたい」という自分の信条にも当てはまり一気に読むことが出来ました。

しかし、ある反面、自然体で生きることには相当の覚悟がいることも事実です。例えば、年を取れば身体的に様々な不都合・不具合が起きてきますが、この「老病死」に対峙すると、本来は一方通行であるはずの「老」に病名を付け、何とかしてくれるとの思いから医療にすがります。本来「生老病死」は思い通りにならないのがあたりまえ、このことが医療費の膨張に繋がり、医療制度は破綻の危機にさらされていると京都の社会福祉法人「同胞会」中村医師が言われていたロイターの記事を目にしました。「死ぬところから現在を見て、今の生き方を点検し、必要であれば修正を加える。今を修正しながら年を積み重ねれば、最期に目をつぶる瞬間、後悔することが減るだろう」という考え方は、置かれた場所で精一杯生きる事に繋がるような気がします。

このチャペル、いつもは外から眺めていますが、荘厳な雰囲気で素晴らしい施設ですネ。川口牧師のお話を伺いながらこんなことをぼんやり考えていました。