かちがわ通信

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日本の製造業

受注設計生産型(ETO)製造業の特長について | GSLコラム | NTTデータ グローバルソリューションズ

まん延防止の関係で昨年に続き「時短営業」のGWでした。しかし、敢えて「うなぎ」の値段を約3割引いてセールを開催(明日9日まで)。日によってはムラがあったものの昨年ほどの落ち込みは何とか防げたかもしれません。まあ、気休めかもしれませんが、なんでも挑戦してみるものですね。

さて、昨日某所で日本の製造業について話をする機会がありました。日本は半導体等々中国、韓国、台湾などのアジア勢に追い越され凋落の一途を辿っている原因について、ある人が「技術の日産」と「販売のトヨタ」の差ではないかと言われていました。つまり、日本(日産)は技術は優秀だが販売を疎かにしたため、ダメになっていったという事です。確かに家電に関しても、いまや家電量販店が流通のほとんどを担っているため価格競争に勝つためには流通から製造に対して「この金額でつくれ」と指示があり、メーカーはそれに従わざるを得ない状況だそうです。印象的なのはシャープが、10年ほど前に「世界の亀山ブランド」と言われた液晶TVもあっという間に中国製に追い抜かれてしまいました。昔は1Inch1万円と言われていましたが、ドンドン安くなり、今や50inchが5万円台もあるそうです。もちろん、お気づきの方も多いと思いますが、家電量販店で買う商品には、別の型式番号が付けられ、ホントかどうか分かりませんが「壊れるのが早い」という人もいます。なんとなく理解できる話だと感じますが、自動車産業が、今のところ堅調なのは販売網を自前で構築しているため販売からの圧力が少ないからだそうです。

こうしたことから考えても製造業とはいえ「イイものを安く」ではなく「イイものを高く」売るチャンネルを構築した産業(企業)が生き残っていくんだと考えざるを得ませんね。商業でも「商品に惚れるナ。売り方を考えろ」という格言があります。将にマーケティングの力を再認識する事。勉強になりました。