かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

あっという間に11月

ここ数日何かと忙しく、バタバタしていましたらあっという間に11月に。「暇だ暇だ」とぼやいていても時間だけは過ぎていきます。今年になって不況の影響が出始め、相変わらず海面スレスレの低空飛行が続いていますが、10月も過去最低の実績となってしまいました。どこまでこの不況が続くのか・・・まさに持久戦の様相を呈しています。業種によっては、周りが閉店していくと残ったものが生き残れる、残存者利益を得られる、例えばガソリンスタンドなどのような業種もありますが、飲食店は10軒つぶれると、同じ数だけの店が開店しますので、全体のパイが減少していく中、一店当たりの売り上げも少なくなっていきます。もともと利益体質の薄い(資本効率の悪い)業種ですので、知り合いの飲食店の多くからも「もうやっていけない」と嘆く声も大きくなってきました。これから一年で一番の繁忙期の忘年会シーズンに入りますが、他店のチラシを見ても、3~4千円で飲み放題付きなど、価格訴求の文字が躍っています。中にはどう見ても自分の首を絞めているとしか思えないような店もありますが、ただ、今年はやはり低単価なんでしょうね。仕方がないのかもしれませんがやり切れない思いがしています。

さて、先週のクラブ例会の卓話に伊藤市長がお越しになりました。春日井市の行政概要について話されましたが、県下でワーストワンだった将来負担率も168%から20%削減されワーストツーになったようです。土地開発公社所有の市有地の処分が主な理由ですが、新規の企業誘致などもあって固定資産税収入も約三億円増えたようです。将に企業(行政)努力の賜物かも知れませんが、先日も償却資産の見直しの調査が入った時に、来社した担当者と話しましたが「税収不足から目こぼしが無いように」と指示があったようで、取れるところからは取ろうという姿勢には同時に鼻白む思いもします。確かに税収は必要なんでしょうが、利益から払う所得税ではなく、固定資産税は赤字でも出ていく税金です。ここに至って中小零細企業(商店)には堪りません。只でさえ商店街は、意味もなく他より地価が高いんですから・・・