かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

名フィルと勝川小学校

63417663.jpg1909年(明治42年)勝川第一尋常小学校として開校し今年で100周年を迎えた勝川小学校の記念式典が春日井市市民会館で行われました。全校生徒780名を始め来賓、地域の役職者(県議、市議、区長、町内会長、民生児童委員等)またPTAの歴代会長他現在の役員等が一堂に会し、まず実行委員会委員長(PTA会長)の挨拶から式典が始まりました。その後、来賓挨拶、同紹介、在校生代表の挨拶、校長の謝辞、校歌斉唱と進み約30分で終了。その後、名古屋フィルハーモニー交響楽団による記念演奏会です。「なんともまあ贅沢な」と思われるかもしれませんが、昨年の実行委員会の時に「今の子は物より思い出が大切」と提案、高校の先輩で元名フィル奏者のK先生に相談しお願いする事が出来ました。その後、PTA会長のOB会を中心に資金集めを行い、また現役のPTAも資源回収などで貯めたお金で今日の日を迎えただけに感慨もひとしおです。

さて、演奏会ですが、メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」の「結婚行進曲」から始まり、途中、楽器を紹介しながら数曲、また、子どもたちに人気のディズニーメロディーを挟み、最後はJ、シュトラウスⅡ世のワルツ「美しき青木ドナウ」まで約一時間で全10曲。中には子どもたちが名フィルをバックに「ビリーブ」を歌うなど、飽きないような構成になっています。実は一番心配していたのが「低学年の子供たちが果たしてじっと聞いていられるだろうか」という部分。しかし、流石本物は違います。楽曲の説明や話をしているときはザワザワしていましたが、演奏が始まるとどの子もジッと聞き入っていました。この年代の子はクラシックを生で聴くことの出来る演奏会はご法度。良いと分かっていても中々直接触れる機会はありませんので良い体験になったと思います。アンコールでは勝川小学校の校歌を名フィルをバックに全員で歌うという何とも感動的な演奏会でした。また、午前中のリハーサルの時に、校歌を演奏してもらいこれを録音したそうです。という事は今後勝川小学校で行われる入学式、卒業式などの学校行事の時には、名フィルをバックで校歌を歌えるという公立小学校ではありえない贅沢さ・・・ナイスです。