かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

農商連携がキーワード

この冬一番の寒気の到来で朝起きると屋根の上は真白。幸い道路までは積もっておらずホッとしました。というのは今日は12月の弘法市。雪は降る前が寒いんですが、朝9時ごろまではチラチラしていた雪も何とか止み、風もなく穏やかな一日でした。私は12月の土曜日ですから朝から仕事が忙しく10時過ぎに顔を出しましたが、80ブースの出店申し込みが、キャンセルが相次ぎ、結局半分の40数ブースだったようです。急遽、本部の位置をずらして短めにテントが並べられていましたが、始まってみれば人も多くまずまずだったようです。去年も12月の弘法市が一番売れたような気がします。出店者に声をかけると「底冷えがする」と顔をしかめていましたが、それでもクレーム一つ出ず、事務局のSに言わせれば「こんなときに出てくれる人は文句を言わない人たちばかり」とのこと、まったく感謝の一言です。

さて、午後の仕事を済ませた後、再び商店街に戻りましたが、いつも顔を合わせる中部大学の先生方と久しぶりにゆっくり話す事が出来ました。この先生方には商店街に中部大学の経済産業研究所の拠点を設けてもらっていますが、特に来年のCOP10に向けて、中部ESDの活動とともに商店街との連携をどう取っていくかが今後の課題になっています。
今日も先日の理事会で「持続可能な商店街を作るためには会費だけで運営していく現在の体制には無理がある」と話し、以前からの知り合いのK君に「講師を頼みたい」と提案しましたが「自分たちの街の事を講師に聞くのはおかしい」と言ってくる人もいました。勿論、自分たちの街は自分たちで作るという部分ではその通りなんですが、これからの勝川を考える上ではいくつかのキーワードがあり「連携」もその一つです。中にいると周りからの「勝川商店街」の見え方が分からず、どうしても自画自賛になってしまいます。弘法市も運営そのものは大変ですが、外からの評価も高く、その評価だけ捉えれば仕方がないのかもしれませんが、このままで50年、100年続けられるかと言えば決してそうではありません。やはりきちんと商店街としてまちづくりのカロリーが出せる体制を作らないと持続可能な街にはならないんです。その為には色んな人の意見や話を聞く事が大切で、時には諸団体との連携が必要になってきます。井の中の蛙ではだめなんです。この辺りの仕組みづくりを、本当は中部大学とやりたいんですが、農商連携を始めとする新しい連携を地域SNS等を活用しながら考えていこうと思っていますが、また、私の頭の中にある将来の勝川の姿も、一度まとめて商店街の連中に話をする機会を作ろうとも思います。議論することは本当に大切です。