かちがわ通信

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良く頑張った・・んですが

毎度、国際試合がある度に、決定力不足を言われてきた日本代表ですが、今回”本田”という逸材が加わった事で、チームに厚みが出来、試合内容も変わってきたような気がします。昨日のパラグアイは、本田、遠藤をきっちりマークし、引き気味のシフトから、カウンターで飛び出す。。同様に日本もサンタクルスをマークしながらサイドからの突破でゴールを狙う同じような戦術で、どちらも守備的なサッカーに終始し、結果はスコアレスドローPK戦は「運」だけなので、負けはしましたが互角以上の戦いだと思います。

昨日の今日ですから新聞・テレビ等の報道は「良く頑張った」という声が圧倒的ですが、決して、頑張った結果の「ベスト16」では無いような気がします。日本は予選リーグも含めて岡田監督の明確な意思が見て取れますし、オランダ戦で負けはしましたが、失点を最小点に抑た時に、こういうサッカーをすれば、世界に通用するという確信にも似た物も感じたのではないでしょうか。つまり、闘莉王、中沢にGK川島を含めたディフェンス陣の頑張りです。今後の事を考えるとタレント揃いの中盤に比較すると層の薄いのが気になりますが、この二人の実力はもっと評価されても良いのではないでしょうか。

もうひとつ、今回のW杯で見えてきた決定的な弱点は、真のストライカーがいない事です。どの試合でも、パスをつなぎながらペナルティエリア付近までは行くんですが、割って入る展開でどうしても見劣りがしてしまいます。メッシを初め世界のストライカーは、一対一や一対二の展開でもドリブルでかわしゴールをこじ開ける意思とテクニックが備わっています。昨日の延長後半で玉田が、ゴール前の右サイドから自分で行かずパスを出すシーンがありましたが、結果はどうあれ、ここは決めに行かなくては・・本田もオランダ戦で岡崎にパスを出した自分の甘さを自嘲気味に話をしていましたが、この気持ちが大切だと思いますし、この事に気づいている本田は凄いと改めて思います。

今回のw杯も決勝トーナメントに入って、流石に素晴らしい試合の連続。ドイツとイングランドの試合も見応え充分でした。日本のw杯は終わりましたが、暫くは目の離せない夜が続きます。