かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

福島の林さんが来てくれました

商店街ネットワークで、以前からお付き合いのある福島の林さんが店に来てくれました。明日、明後日の二日間、設楽町が開催する「食彩フェスタ」で行われる東日本復興支援観光物産展に福島ふるさと交流会として参加するためです。一昨年の福島サミット以来の再会でしたが、顔を見るなり「新鮮なセシウムを持ってきました」と冗談が出るくらい元気で安心しました。しかし、話を聞くと福島県の三分の二が放射能被害にあっているようで、特に子どもたちへの影響が心配されているようです。中には疎開するしないで関係がおかしくなり離婚する夫婦も多く、他府県へ避難している人が、本当に戻れるのか、原発事故の終息状況にも因るんでしょうが、先が読めないだけ深刻さも大きそうです。また、放射線量を測る計測器も見せてもらいましたが、福島市内でも、床に置いたバックを膝に乗せるだけで、相当な値が出てしまうそうです。ましてや学校の校庭なんかの状況はひどく、学校や幼稚園では、来年の入園者入学者が集まるのか心配していると話をしていました。
また、他府県へ避難している人の問題も深刻で、見舞金が支給されている地区の人とそうでない人の格差がひどく、本来避難先での就労が必要なんですが、働き口も無く、毎日パチンコをしながら暮らしている人も一部ではいるようです。また、買い物に出でても「被災者だけど割引は無いのか」と トラブルになるケースもあったようで、林さんは「今、どこでも福島県民の評判が悪いんですよ」と嘆いていました。もちろん、ホンの一部の人なんでしょうが、こういった話を聞くと悲しくなりますね。政治の話もしていましたが、やはり報道で伝わってくる情報とは随分違います。結局、午後9時前まで話し込んでしまいましたが、設楽町の商工会の職員さんの車で、今から現地に向かわれます。良く考えてみれば設楽町と言えば鳳来山の奥です。「2時間程度かかるかも」と言っていましたが、遅くまで引き留め申し訳ない事しました。