かちがわ通信

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落合公園 魅力向上のための勉強会その後

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春日井市主催の落合公園魅力向上のための勉強会に参加。観コン協も主催者に連ねていますのでご挨拶させていただきました。事務局を担当する㈱オリエンタルコンサルタンツ中部支社から落合公園の概要とアンケートの結果、各地の事例紹介、官民連携についての説明と続き質疑応答&ご意見聴取です。事業手法に関しては今後研究していくことになるようですが、需要があればどうやったら出来るかを考えるのが知恵です。ホントに前に進められるのか少し不安や疑問が残る勉強会でした。・・・とここまではFBに投稿しましたが、少し毒を吐きます。

この落合公園、日本の都市公園百選に選ばれていますが、中心の落合池は元々農業用水のため池。すぐ北側の下原大池とともに下原地区の農業を支えてきました。この大池と落合池に囲まれた地区も、市街化に伴いため池が廃止されてきました。公園が出来る前は広大な沼地だったと聞いています。従って春日井市勤労福祉会館(現:グリーンパレス春日井)の基礎はかなり地中深く杭が打たれているようです。さて、落合公園と一口に言っても公園部分は公園緑地課の管理、グリーンパレス春日井、体育館等はスポーツ・ふれあい財団の指定管理になっています。

グリーンパレス春日井

今回の勉強会は市主催ですが、公園緑地課の担当者が質問に答えていましたので、いわゆる公園部分についての話しですが、意見交換の時間にBBQ施設やカフェ、ドッグラン等々の意見が出ると、まずは「難しい・・」から始まり、過去の経緯も含めて出来ないことの言い訳がずらり(笑) 民間は出来ないことをどうすれば出来るのかを考えるのが「知恵」。春日井市の指定管理案件は確か150件くらいあると記憶していますが、その殆どが市の外郭団体や出資法人、町内会(公民館の管理他)で民間が指定管理を受けているのは東部子育てセンター(NPOあっとわん)とあい農パーク(T・I・Tふれあい農業公園共同体)の2か所だけです。そもそも公民連携と官民連携の違いは、公の部分を残し民間のノウハウを活用するのが公民連携。三セクのように本来行政の役割ではない事業に関して委託効率を上げることが官民連携だと記憶しています。指定管理もPPPの手法の一つですが、殆どが市の外郭団体が指定を受けている現状は、本来の制度の目的からは外れています。今回のP-PFIに関しても公共コストの削減(ファイナンスを民間側)他について行政側がキチンと理解しているのか、担当者の話しからは感じ取れませんでした。ただ、民間側の研究や勉強が圧倒的に不足している部分もあるので引き続き検討を重ねることも大切だと感じます。