かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

街の品格

午前中税理士さんとの打ち合わせ後、2時から開催の勝川駅周辺まちづくり協議会商業部会に出席してきました。街のネーミング、コンセプトから始まり、各ゾーンの役割分担と連携、基本理念、テーマから可能なリーディングプロジェクトを12項目提案していただき、次回以降この実施方法、内容、実施母体等の検討に入っていきます。

この商業部会は「自分たちの街は自分たちで作る」を基本としていますが、商店街を見ていても、なかなか意思統一が出来ない人たちもいます(組合に参加すらしない人たちです)。万人が自由(勿論自由の定義も色々ですが)意志で商売をする。結果として街が良くなればいいという考えも聞こえてきます。でも、藤原正彦さんの国家の品格ではありませんが、すべての店が成熟した判断の元に商売が出来ているという前提があってこその理論だと思うんですが、言葉は悪いのですが、私も含めてそこまでの成熟度はありません。だとすれば、お互いが一定の制約の中で、ある程度の自由を放棄し協働することこそ、今の商店街に求められている事だと思っています。己の姿を客観的に判断してもらう必要もありますよね。

そんなことを思いながら、午後6時からホテルプラザで開催された春日井市商店街連合会の新年会に出席してきました。残念ながら会長の挨拶からも、市内の各商店街からも、自分たちで何とかしようという「意思」も「決意」も感じられませんでした。ひたすら行政や会議所におもねる事で良いんですかね、多分市長以下来賓の方々の胸のうちは「違うんでないの・・」という思いでいっぱいの様な気がします。
三法も改正され、商店街は今が一番大切な時期です。「論理」や「合理性」「力」も必要ですが、「情緒」「謙虚さ」「感受性」はもっと重要です。商店街連合会の体質も含めて見直す必要があるのでは・・「品格」が無さ過ぎます。

先程の藤原さんは「日本が国家の品格を取り戻すには、自由と平等より情緒や形の方が上位にあることを世界に示さなくてはならない。品格の高い国に対して世界は敬意を払い、真似しようとする。それは文明国が等しく苦悩している荒廃に対する唯一の解決策と言えるだろう」と書いています。
今日の新年会でも、ある先輩が私に「50歳まではひたすら奉仕、儲けようと考えるな。そうすれば50過ぎに社会が儲けさせてくれる」と言ってくれた方がいました。
この二つの言葉、肝に銘じておきます。


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