かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

商店街急速に衰退

昨日予定されていた地元勝川小学校の運動会が、新型インフルエンザの影響で中止になってしまいました。聞けば春日井市新型インフルエンザの患者数が、全国でワースト2だそうですが、ここまで蔓延しているとは思いませんでした。春日井市のHPを見ると、学級閉鎖になっている学校が、小中学校でも9月以降で23校もあるようです。2学期は運動会を始め、修学旅行、遠足、社会見学と行事の多い季節ですので、先生も頭を悩ましているようです。

さて、先日(9月30日)の新聞に、全国商店街振興組合連合会(全振連)が加盟する商店街の店舗がことし三月末で11万九百六十一店と、ピーク時(1997年)から4万二千軒減少したと載っていました。大型店との競合による経営難から、転業、廃業する店が増えたのが大きな理由とされていますが、加盟商店街数も同様に二千二百六十二か所から三百九十五か所減り、千八百六十七か所となっています。こちらは会費が負担になり脱退したケースもあるようです。春日井でも、坂下商店街振興組合が組合員の減少と高齢化のため組合を解散しています。
かつては地域の消費や文化を支えてきた商店街ですが、この数字を見ると知らないうちに社会のニーズから離れてきたんでしょうね。しかし、ここまで急速に衰退が進むと、地域のコミュニティを始め、都市構造そのものがこの変化について行けず、当然ですが地域は荒れ、犯罪も多くなってくるかもしれません。中には「大型店や食品スーパーで買い物は出来るので商店街は要らない」という声も聞こえてきます。確かに夜遅くまで営業しているスーパーやコンビニは、商店街にはない便利さもあります。しかし、便利になった事で我慢する事が出来なくなり、世の中が忙しくなった事も事実。長い目で見れば何が良いのか分かりませんが、少なくとも商店街の衰退によって、中心性がなくなった事で都市のバランスが悪くなったとも言えます。
すべての商店街が生き残れる事もないんでしょうが、少なくとも自分達の街は自分たちで守る気概だけは無くさないようにしたいと思います。