かちがわ通信

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名古屋造形大学小牧から撤退

小牧市大草の名古屋造形大学が、名古屋音楽大学とともに中村区の同朋大キャンパスに統合され、小牧市から撤退すると昨日の新聞に載っていました。この話は昨年末に、造形大のT学長から「移転の話が出ている」とお聞きしていましたので「いよいよ本決まりになったんだ」という印象でしたが、記事の内容を見ると「一割以上、入学者が定員割れしており、その原因がJRの最寄駅から遠く不便なので」と書いてありびっくり。
”ここ数年増えている”と聞いていたので、おかしいなと思っていたら、今日になって近郊版に追い記事が掲載され「造形大の学生はここ数年来増え続け、志願者数も定員の倍になっている」「統合後も当分は小牧キャンパスとして存続させる」と書いてありました。
多分、昨日の新聞は経営者側のコメント、今日の新聞は、小牧支局の取材ですから造形大学側のコメントの様な気がしますが、そうだとすれば、其々の思惑の違いが、新聞からも見て取れます。大学とは言え収益事業ですから、経営者側から見ればキャンパスの維持費や事務部門の合理化が本音なんでしょうが、現場を預かるT学長の想いは、全く違います。我々の様な経営者など交流が広い学長ですから、単純に3つを一つにすれば、合理化が出来るとは思っていませんし、まず、売上を伸ばす事、学校で言えば生徒さんに沢山入学してもらう事が先決と以前も話をした事があります。

また、「街」に大学がある効果は、単に、新聞に書いてある”学生がイベントに参加する”だけでなく、地域にとって計り知れない影響があります。だからこそ自治体もこぞって誘致合戦をするんですが、水面下で、どこまで小牧市が引き留め工作をしたのか、気になる部分です。