かちがわ通信

春日井市勝川発のまちづくり情報発信中!! 自立分散型、みんなでやらないまちづくりに取り組んでます

小型スーパーの時代

先週の土曜日11日ですが、ルネック1Fの三洋堂跡にファミリーマートが開店しました。この場所は以前からコンビニの噂は出ていたんですが、たばこの許認可の関係で、この日まで延期されていたそうです。まあ、駅前の一等地が空き店舗になっていましたので、開店されることは良いんですが「コンビニね~」というのが大方の感想。駅南に同じファミマがあるだけにどうなんでしょうね。中央線の高架下にマックスバリューが出店することも決まっており、先週あたりから工事も始まっていますが、開店後の「まち」を考えると、本当に頭が痛くなります。
関東では、イオンの「まいばすけっと」やマルエツの「マルエツプチ」また、ユニーの「miniピアゴ」など小型スーパーの出店ラッシュで、コンビニとスーパーの垣根がなくなってきたと言われています。背景には、高齢者の増加と商店街などの近隣商業の衰退で、地価が高くて採算が取れなかった立地でも、市場として成立するようになったとのこと。関東圏の動向は、必ず地方にも波及していきますので、今のところローソンの「ローソン100」位しか見かけませんが、中京圏でもそのうち同じような状況になるのかもしれません。
しかし、今まで取り扱いが難しいと言われていた生鮮品ですが、物流や販売のノウハウが開発されたんでしょうか。こうなると、いよいよ商店街での肉屋、魚屋、八百屋の存続が難しくなってきます。また、既存のスーパーも、今は殆どが300~400坪のオペレーションで、これ以下の売り場面積では品揃えが出来ないと言われていますが、コンビニと同程度の面積で、ミニスーパーが出てくるとなるとうかうかしていられませんね。まさに業態開発の競争です。我々個店も、こういった大手流通業者が扱えない、また、特色ある商品を心掛けないと、あっという間に流されてしまいそうな気がします。大変な時代になってきました。